2012.12.05
ことしも12月に入り、年末調整の時期となりました。
経理担当の方にとりましては、年末調整~法定調書の提出まで、めんどくさい仕事ですよね。ご苦労様です。
年末調整作業の注意点を少し書き出しておきます。。
●税務署の説明会
お時間があれば、税務署の説明会に参加されるのがよいと思います。今年新たに経理担当となられた方には、時間の融通がつくようなら参加されては?とおススメしています。その方の上司に、時間の融通をつけてくださるようにお願いもいたします。改正項目はもちろん、一通りの流れも、何となく理解できるのではないかと思います。
●生命保険料控除
今年の最大のポイントは、生命保険料控除です。24年1月以降契約分の介護・医療保険についても、最大4万円の控除が出来るようになり、従来の一般・個人年金とあわせて、最大で12万円の控除となりました。
●よくある間違い
扶養親族異動届にご家族の名前を記入していただき、その方の24年中の所得の見積額を記載していただきます。ここで、所得と収入を混同して記入する方が多いですので、ご注意ください。所得と収入は違うのです。
例えば年間100万円の給与をもらっている方の場合、
給与収入=100万円
給与所得=100万円-65万円(給与所得控除※)=35万円 ←この金額を記載していただきます。
※給与所得控除:サラリーマンの必要経費のようなものとして、認められているもの。最低65万円。
経理担当としては、社員さんが書いて来られた金額を鵜呑みにするのではなく、38万を超える金額を書いていらっしゃる社員さんには、「収入と所得と間違えてないですか?」と確認してあげる方が親切ですね。
●年末調整作業に、ご不安ありましたら、作業内容を確認させていただきますので、資料一式をご用意していただき、ご予約の上、弊社までお越しください。(有料 30分 5,000円 )
●年末調整業務の代行もしておりますので、ご興味ありましたら、メール・電話にてお問い合わせください。
徳野会計事務所
徳野文朗