2011.11.04
●今月号の税務情報にも掲載しておりますが、さる10月1日に「中小企業経営承継円滑化法」が施行されました。その概要説明と経営計画の一部としての経営承継計画の作成ポイントを掲載した「Q&A 上手な経営承継のすすめ方」をご希望の方に無償でご提供させていただきます。別紙に必要事項をご記入の上、ファックスでお送りくださいますようお願いいたします。
●この法律は、文字通り、中小企業の経営のバトンタッチを円滑に進められるように中小企業をバックアップする主旨で制定されたものです。毎年、後継者の不在を理由に、7万社が廃業し、20万人の雇用が失われているそうです。国としては、何らかの形でバックアップしないと、国の力がドンドン落ちていってしまうという危機感を持ったのだろうと思います。後継者が経営承継を円滑に行うため、
①後継者への事業用資産の集中のための問題解消
②相続税負担の抜本的解消
③経営承継時の資金不安の解消
を目的として、左記のような制度が作られました。②の相続税のところは、来年の税制改正で税法が整備されるのですが、今年の10月1日に遡って適用されることとなる予定です。合わせて相続税の大改正も行われるのではないかといわれています。12月に発表される税制改正大綱にご注目ください。