2024.09.20
ある専門家がある経営者に対してある取組を、やった方がよい、と強く訴える場に同席する機会がありました。客観的にはその取組は確かによいものです。ただ、経営者としてはやりたくない様子。にも関わらず、何度も
訴える。その経営者にとっては、決して気持ちのいい時間ではなく、怒鳴り出しかねないムードもありましたが、結果、前向きに検討するということになりました。その専門家の様子に、耳障りのいいことだけ言うのではなく、お客様がよくなる状態になるための関わりをするのが自分の仕事だ、というスタンスを感じました。
「税理士もサービス業」という意識が一般化されてきました。以前は、一段上からの物言いをする方が多かったように聞いています。開業以前から、私もこのあたりのことを感じていましたので、「偉そぶらず」「わかりやすく丁寧な
説明」を心がけて仕事をしてきました。とはいえ、ご要望をそのまま受け入れるのがよいサービスではなく、税や会計の専門家として、ダメなものはダメ、ということを言える関係性を築く必要があるなと改めて思っていたところです。
弊社社員にも、専門家としての矜持を持って仕事をして欲しいなと、近頃改めて考えております。だからこそ安心
してご依頼くださっているお客様も多くいらっしゃると思っています。皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
徳野文朗