PC入れ替えと2010年秋の税務調査
こんにちわ。徳野です。久々の投稿です。
PCを入れ替えたことで、OSもXP→7になってしまい、従来使っていたブログ投稿ツールが使えなくなってしまいました。
古いプリンターや、古いバージョンの弥生会計も、XPモードでないと動かなかったり、なんだかんだで、やっぱりXPの方がよかったな~と痛感しています。。。
ところで、今年の秋、税務調査が何件かありました。
うち、2件は、繰越欠損がまだある会社でした。つまり、法人税を納めていない会社さんです。
ご存知の方も多いと思いますが、先日発表された国税庁のデータでは、この1年、法人税を納めた会社は25.5%でした。
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2010/hojin_shinkoku/01.pdf
4社に3社は税金を納めていないということになります。
税金を納めている会社さんだけでなく、残りの4分の3の方も調査をしていかないと、という流れなのかな、と想像します。
さらに、効率を重視しているのか、あるいは、「さっさと終わらせてほしい」とお願いしたことを聞いてくれたのかわかりませんが、2社とも2日間の調査予定でしたが、1社は1日+1時間、もう1社は1日で終了でした。
調査ポイントを絞ってきていたようで、
・不動産購入時の資金・会計処理(特に仲介手数料の処理)
・売上計上ルール通りに売上計上がされているか
・人件費 はしっかり確認していました(このあたりの項目は、どんな調査でもそうですが・・・)
いずれの会社さんも、正しく処理していましたので、結果として修正は何もナシで終えました。
税務署の調査先の選定方法が変わったかどうかは不確かではありますが、税金を払っていない会社が4社に3社という数字は確かなんだろうと思います(国税庁のデータが正しいとすると)。
2011年の税制改正項目の中で、「繰越欠損控除に制限を加える」なんてことが出てきているのも、当然このあたりの数字から来た発想だと思います。税金を徴収する側からすると、企業がもっている「繰越欠損」が邪魔に感じて仕方ないでしょうね。。。
改正情報の今後にどうぞご注目ください。