第十二回 「税金」雑学王
◆税金クイズ
今月は相続税についてのクイズです。
Q.1 相続人が妻と子2人の場合の法定相続分は次のうちどれでしょうか?
①妻1/1 子0 ②妻1/2 子1/4づつ ③妻・子1/3づつ
Q.2 相続税にはここまでは課税しないという基礎控除額があります。
相続人が妻と子2人の場合、基礎控除額はいくらでしょうか?
①300万円 ②1,000万円 ③8,000万円
答えはこのコーナーの一番下にあります。
◆平成18年度確定申告状況
国税庁より、このほど平成18年度の(平成19年3月申告)所得税、
消費税、及び贈与税の確定申告状況の取りまとめが公表されました。
●所得税の確定申告者数
・2,349万4千人(過去最高であった昨年から31万3千人の増。)
うち ・還付申告者・・・
52%(1,225万3千人)
・納税人員 ・・・・35%(823万人3千人 /昨年より0.7%減。)
☆所得金額は44兆3,205億円、申告納税額は2兆8,971億円といずれも増加。
(定率減税の半減等の影響が要因と考えられる。)
●『e-Tax』を利用した所得税の申告件数
・・・49万1千件(前年の14倍と急増しています。)
◆魔法のファイリング術
「結果・生産のうちの80%は、原因・投入のうちの20%に起因する。」これは「80対20の法則」(別名:
パレートの法則)というビジネス界では欠かせない法則です。具体的には、売上製品の80%は上位20%
の売筋製品が占めている、 など・・・。この法則は、ファイリングの分野でも応用できます。「集めた情報の20%が、
自分の知的生産の80%に寄与する。」 つまり、最初に情報を入手した時点で、自分に最も有効な20%
を選び出すことが有益な作業です。そして、この抽出した20% の情報はファイリングし手元に置き、残りの80%
は捨てるくらいの気持ちで望むことがファイリングの極意だそうです。
※参考図書:
『魔法のように片付く!見つかる!ファイルの技術 刑部恒男 すばる舎』
【 第十二回税金クイズの答え 】
Q.1→②
相続人が妻と子の場合、子が何人いても、妻1/2、子1/2です。
子が2人いれば2人で1/2の相続分を分けますので、それぞれ1/2×1/
2=1/4となります。
Q.2→③
相続税の基礎控除額は5,000万円+法定相続人の数×1,000万円です。